dr418 仮面ライダーの変身ベルト
 新聞によると、京都のあるタクシー会社で、屋根につんだ風力発電装置により携帯電話等の充電サービスを行い、クリーンエネルギーの大切さを呼び掛ける。地球温暖化防止を目指す「京都議定書」の発効を機に、風力発電への関心を高めてもらうのが狙いなのだそうだ。その写真も載っていたのだが、タクシーの行燈とよばれる部分にプロペラを内蔵していて、まるで仮面ライダーの変身ベルトのガジェットではないか。

 確かに話題性はあるが、実際のところはどうなのだろう。この風力発電は、たまたま向かい風のときには、風力による発電がガソリンのロスを上回るかもしれないが、追い風のときにはその分、風力発電量が減るはずだから、平均すると無風の中を走るのと同じ条件で考察すればよい。すなわち、このプロペラにより風の抵抗が生じて、燃費が下がる分よけいにかかるガソリンのエネルギー(のごく一部のみ)が電気エネルギーに変換されるシステムでしかなく、永久機関と同じ意味で、実用上の効果は期待できない。あ、タクシーだからガソリンじゃないか。
 それなら、ハイブリッドカーなどの燃費のよい自動車にした方がよっぽどまともなのではないだろうか。
[PR]
by shinakaji | 2005-03-25 23:59 | review


<< dr419 カモ鍋から親子丼への変更 dr417 ムツゴロウ訴訟 >>